イップス 運動の機能神経学

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"イップス"="動力学変換・座標空間の異常"

Yips is ......

筋収縮の神経メカニズム

【動力学変換】
「関節に作用させた力」と「物体に与えた運動」を結びつける作用を動力学変換と言います。

【座標空間】
身体にはいくつもの空間座標を持っています。
例えば、頭の空間座標。それは目が持つ座標で視覚空間の座標です。
自分を中心としてどれくらいの距離に力を及ぼす物体があるのか、など視覚的な座標です。
その他には、末端効果器の座標です。
例えば、手先を伸ばすと言ったように、自分の手先がどこにあるのかを計測しています。
これを末端効果器の座標と言います。

【シナジーとモジュール理論】
オーケストラの演奏のように、運動においての調和が取れていないとイップスとなり得ます。
その際に必要な理論にモジュール理論というのがあります。運動制御は1つのモジュールによってその他の運動が統一されている場合と、複数のモジュールによってバラバラに制御できるという理論があります。
1つのモジュールであっても複数のモジュールが存在していようとも、目的に対して総動員できるかがポイントです。

これらの3つのポイントに異常が起こると、いつもの動きでも若干の誤差が生じてしまいます。
それは一般的にはイップスと表現しているのです。

動力学変換

出力と内在する力


 
腰痛治療で多少説明しましたが、歪みと筋緊張はイコールではありません。
筋緊張があれば、通常、その筋肉に付着している骨は収縮する方向へと引っ張られます。
それが「動く」ことになりますが、反対方向に引っ張る筋肉も収縮を起こせば、力はかかっているが、骨はその場に留まることになります。

「歪み」は筋緊張の総和で成り立っているため、歪んでいなくても内部に存在する筋緊張によって機能制限は起こっています。

動力学変換は、実際の収縮に対して、身体が外部に働いた力の効率です。
何かを押そうとした際に、押す力のために使った筋緊張がそのまま押す力へと変換されていれば良いですが、引く力を生み出す筋収縮が混ざっていると、その分だけ押す力の出力は下がってしまいます。

動力学変換の効率が下がっている状態がイップスです。
 
腰痛・股関節痛

キネマティクスとキネティクス

外的環境と内的環境の認知


 
歩行障害についてのページで「運動機能と認知機能」について説明しました。

1つ目の動力学変換の効率と関わるのですが、実際に加えた力と出力とのずれを認知する機能が人間の体の中にあり、イップスに陥った状態から回復する際にこの認知機能がとても大切になります。

・足が思ったように上がらない
・うまく体重が乗らない
・狙ったところより左にずれる
・段々リズムが遅れてくる

症状というのはこの認知機能が正常に働いているために起こっています。
それをメンタルという方向に持っていかずに、自分自身の感覚を信じて、その感覚を引き起こしている運動機能を1つ1つ比較して治療を前に進めていかなければなりません。
 
歩行障害

モジュール理論

シナジーとモジュール


 
1つ1つのタイヤの方向を制御して車を操作することはありません。
ハンドル1つで駆動するタイヤ全部が車全体の進行方向を決めています。

人間の意識も何かの目的に合わせて、身体全体が4つのタイヤのように総動員されますが、各関節がその通りに動かなかったりすると、それが動作に対して抵抗となって現れます。
もちろん運動は学習でもあるため、そもそも目的に対して、必要な関節の動きを学んでいない可能性もあります。

このハンドルモジュールのように1つの司令によって動きは可能となっていますが、シナジー効果のように調和を持ってして初めて滑らかな動きが実現されます。

イップスの治療には、ハンドルモジュールがずれている状況なので、複数のハンドルを用意するような形で調和の取れていない1つ1つの分解した動作(車で言えば部品)を調整する必要があります。
 

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(次の予約なく2ヶ月間が空くと初診料が発生します。)

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当院の駐車場


 

動作分析と機能評価
※オンラインでもできます

①動作分析

スイングフォーム分析(背面、側面、前面の3方向)
※来院が難しければ、スイング動作を撮影した動画をメールやLINE等で送っていただいても結構です。オンラインでも対応致します。

②問診

スイングに対しての要望や悩み、また身体に対しての違和感や不調などの把握。これまでの怪我や手術の経歴(既往歴)など、体質と経過を把握していきます。

③機能評価

フォームの問題点が体の問題なのか、ただの癖なのかを把握するために必要な理学検査を行い、身体の機能評価を行います。
※来院が難しい場合は、こちらが指定する動作をオンラインの環境で行っていただき、その動きに対する動作分析から身体の状態を把握します。

④リハビリテーション・運動療法・治療

機能評価の結果とフォームの問題点を照らし合わせて必要なリハビリテーションを指導します。また施術によって、関節のスムーズな動きを作ったり、神経の足痛を測り、動きにキレを出していきます。
※来院が難しい場合は、オンラインにて必要な運動療法を指導します。
 
全てオンラインにてできますが、一度でも検査・触診・治療を行ったことがあると分析が正確になります。一度来院されることをお勧めします。
 
通院中の方は無料で動作分析を行いますが、通院されていない方は初診時と同じ料金にて対応致します。