顎関節症・嚥下・発声
口腔機能学
口腔の機能解剖学と神経学でサポート
顎関節は、左右の関節が同時に動くことで本来の正常な動きとなります。
口を開ける時、噛む時、または食塊をすりつぶす時など
それぞれの行為の際に左右の顎関節がリズムよく連動して働いています。
その顎関節は頚椎や頭部と連動しているため、
左右の顎関節に対し頚部と頭部も協調する必要があります。
しかし、頭部や頚部は視覚とも協調運動を行っているため、
何か別なものを見ながら咀嚼するとどうなるでしょうか?
このページでは基本の機能について説明していきます。
頭頸部の機能解剖
頭・第1頸椎・第2頸椎の特異な形態とその機能
それぞれの形態に合わせて独特の動きを持っています。
頭部は回旋時に上を向いたり下を向く動きが連動し、第1頸椎は綺麗な水平の回旋を行うことができます。
そして第2頸椎から下の頸椎は回旋には側屈する動きが伴います。
そのため、単純に振り向く動きであっても関節によって様々な複合動作が行われています。
どこかに問題があると水平な回旋は行われず、その問題は、顎関節や嚥下を司る舌骨に対してストレスをかけます。
動画:頭頸部の機能解剖
重力と顎関節の関連
口が開かない、開けるとガクッと音が鳴る
ぶら下がっている下顎骨は頭が傾くと重力の影響で移動します。
顎の動きが必要な行為である「話す」や「口を開ける」場合には、左右一緒に同じ方向へと動くのが基本です。
口を開けると顎が歪むのは左右一緒に下顎骨が動いていないからです。
舌をベーっと出したときに舌が歪むのも左右の舌の筋肉の収縮力の差によるものです。
食べ物を噛み切るときのように咀嚼する場合には、左右の顎関節は別々の方向に動き、結果下顎骨は横にスライドします。
必要な動作によっては左右の顎関節はそれぞれ別々の動きを行います。
頭が傾いたり、振り向いている場合などは、筋緊張のバランスが変わったり重力によって顎関節にかかる負担も変化します。
動画:重力と下顎の関係
発声や嚥下の機能解剖
舌の動きと舌骨の動き
口腔機能学を応用して発声や嚥下の機能改善
発声であれば「パタカラ」体操で知られるように発声時に起こる口腔筋の機能、
嚥下であれば舌骨に付着する筋肉の機能解剖、
と言ったように顔の表面にある筋肉や舌を含めた口の中の筋肉、舌骨を含めて首の前にある筋肉が関わり、それらを利用することで誤嚥の予防や発生の機能改善が期待できます。
頸椎や姿勢の調整を行いつつ発声や舌の運動をリハビリとして行っていきます。
子供であれば発育児の歯並びや顎の形成に関わるため早い段階で姿勢のチェックをすることが重要です。
発声・嚥下に関わる神経は「反回神経」と「星状神経節」がポイントとなります。
上記の図は、星状神経節(紫)と第6頚椎(青)を作成したものです。第6頚椎は星状神経節の大きな節の部分であるのと、前方に「声帯」が付着する輪状軟骨がありますのでとても重要な部位となります。
検査・治療・症例報告
Physical Test & Treatment & Case Teport
頸椎の回旋機能検査とその治療
体全体の傾きの調整(座位)
顎関節症と声のかすれ(嗄声)
声帯の異常は反回神経の障害と喉頭斜位が影響
パーキンソン病で悩む方は多くいらっしゃいます。
手の震えや歩行障害以外にも声のかすれも比較的多い症状です。
今回は、服薬により手の震えは改善したものの、声のかすれに困っていた方が改善した症例です。
症例はこちら
側弯症と顎関節症
成長期の側弯症は歯並びや発声などの口腔機能にも影響ができます。
学校の検診で側弯症の診断を受け、経過観察中の学生。
顎関節症で来院した際に、側弯の治療が可能そうな部位を調整し、側弯を軽減させることができました。
同時に、顎関節の機能も改善し痛みなく生活を送ることができています。
症例はこちら
Our Clinic
当院概要
所在地 | 東京都港区芝5−27−5山田ビル503 |
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最寄駅 | JR田町駅 徒歩2分 |
料金 | 初診:13,200円(税込) 再診(2回目以降)9,900円(税込) 再初診(前回から2ヶ月経過した場合):12,100円(税込) 高校生以下は2000円割引します。 訪問(出張)による施術を希望される方は施術代22,000円+交通費(※施術人数によって施術代はお安くなります) キャンセルポリシー:予約の変更またはキャンセルに対して、予約前日の場合は50%、当日の場合は100%のキャンセルフィーを頂戴しております。 |
駐車場 | 8/1よりビルの駐車場をお借りできることになりました。利用条件はこちらをご参照ください。 駐車場利用許可証をお渡ししますので事前にご連絡ください |
休み | 日・祝 休み |
受付時間 | 午前: 9:30〜14:00 |
連絡先 | 電話:03-6435-2437 Web予約はこちら LINE@:LINEからのご予約・ご相談 |
動作分析と機能評価
※オンラインでもできます
①動作分析
スイングフォーム分析(背面、側面、前面の3方向)
※来院が難しければ、スイング動作を撮影した動画をメールやLINE等で送っていただいても結構です。オンラインでも対応致します。
②問診
スイングに対しての要望や悩み、また身体に対しての違和感や不調などの把握。これまでの怪我や手術の経歴(既往歴)など、体質と経過を把握していきます。
③機能評価
フォームの問題点が体の問題なのか、ただの癖なのかを把握するために必要な理学検査を行い、身体の機能評価を行います。
※来院が難しい場合は、こちらが指定する動作をオンラインの環境で行っていただき、その動きに対する動作分析から身体の状態を把握します。
④リハビリテーション・運動療法・治療
機能評価の結果とフォームの問題点を照らし合わせて必要なリハビリテーションを指導します。また施術によって、関節のスムーズな動きを作ったり、神経の足痛を測り、動きにキレを出していきます。
※来院が難しい場合は、オンラインにて必要な運動療法を指導します。
全てオンラインにてできますが、一度でも検査・触診・治療を行ったことがあると分析が正確になります。一度来院されることをお勧めします。
通院中の方は無料で動作分析を行いますが、通院されていない方は初診時と同じ料金にて対応致します。