腰痛治療の深化

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2025.1.17

臨床ブログを更新しました

骨盤帯痛や仙骨痛とセットにされやすい陰部神経痛ですが、絞扼神経障害なので、神経の走行に沿って圧迫部位を見つけることで改善できます
症例:陰部神経痛(肛門痛)と仙腸関節障害

2025.1.8

臨床ブログを更新しました

最近、来院頻度の多い頚椎症による脊柱管狭窄症について3Dモデリングを行い、回復に向かったかたの症例を報告しました。
【頚椎症性脊髄症 脊柱管狭窄症】

2024.10.5

臨床ブログを更新しました

リバース型人工肩関節置換術の術前・後のケアをさせていただいたので症例報告いたします。
リーバス型人工肩関節置換術のフォロー

2024.9.3

臨床ブログを更新しました

すべり症による脊柱管狭窄症は他の狭窄症に比べて改善させやすい印象があります。今回3Dモデリングをしながら症例報告しています。
「滑り症による脊柱管狭窄症」

2024.8.23

臨床ブログを更新しました

人工股関節置換術は術後も満足度が比較的高いと言われており、活動性も術前より高くなる症例が多く、スポーツ活動に参加しやすいとまで言われています。そんな人工股関節の置換術後も続く不調についての症例です。
人工股関節置換術後も続く不調 "足が短い感じがする"

2024.3.24

臨床ブログを更新しました

3DCT画像などを用いるとより治療効果が高くなってきました。
症例:股関節インピンジメント FAI Pincer型、CAM型の複合タイプの術後

2024.3.18

臨床ブログを更新しました

変形性膝関節症に発展しやすい病態として近年注目されている「内側半月板後根損傷MMPRT」の症例についてです。
症例:内側半月板後根損傷 MMPRT

2023.10.1

駐車場利用について

テナントとしてお借りしている山田ビル様の駐車場をお借りできることになりました。
契約している場所と利用条件についてこちらのページをご参照ください。

Treatment For low back pain

腰痛症に対する治療

腰痛治療の深化

正しく身体の状態を読み取ることができれば体は良くなります。
この「正しく読み取る」という作業を一生涯通して我々は学んでいくのですが、
近年の画像診断技術の恩恵を我々も受けることができ、
少しずつ誤差を修正することができてきました。

また角度を変えてみることで今まで行き届かなかった神経の走行部分にも手からの情報で想像できるようになってきたことは、
この時代にこの仕事に携わることができて良かったと思える点です。

この数年の臨床知を一部ご紹介することで、
当院での腰痛治療について知っていただけたら幸いです。

腰椎椎間板ヘルニア・椎間板症Modic変性TypeⅡ(腰部脊柱管狭窄症)


症例:腰部脊柱管狭窄症(椎間板ヘルニア)の診断を受けていた50代の男性
 
体を起こすと臀部に痛みが出現。歩行はひどい時は数分歩くと痺れてしまう。いわゆる脊柱管狭窄症の典型的な症状「間欠性跛行」です。
 
L4/5上下の椎体終板はモヤがかかったようになっており、白い高信号領域があることからModic変性TypeⅡであることが予想されます。(※個人的見解)
 
MRI画像から拝見するにL3/4、L4/5の椎間板ヘルニアと椎間孔の圧迫がありました。特にModic変性のあるL4/5の椎間孔が狭く、中を走る神経の圧迫はかなり高い確率で起こっていそうです。
 
L3とL4の椎体前壁に段差があるため、一瞬滑り症も疑われますが、椎体後壁にはズレがないことから椎骨の回旋によって前壁の部分の前後がずれていたことが予測できます。(※個人的見解)
 
触診で回旋のズレを修正することで体を起こすことも可能になり、歩行はもちろん走ることも可能になりました。
 
治療結果からの考察:
第3腰椎と第4腰椎は強く回旋していることで、間の椎間板にストレスがかかり、ヘルニアを起こした。回旋の治療で改善。
第4腰椎と第5腰椎は全体的に椎間板が潰れているので上下の圧迫が強い。椎間関節の上下の滑りを作ることで圧迫を減少させ改善。

椎間板変性(Modic変性TypeⅠ)


症例:40代男性 脊柱管狭窄症と診断
横になると痛みが出現し、一度立ってしまうと安定するという症状。
ただ運動などの負荷では痛みが出現するため安静を続けるも悪化を来していたところ来院に至る。
屈む動作や回旋・側屈全てで主に仙腸関節に痛みがある。
 
画像を拝見すると第5腰椎と仙骨の間の椎間板が消失するくらいに潰れている。椎間板変性はModic変性のタイプ1といったところでしょうか。
Scmorl結節らしき初見も見えるため、椎体内ヘルニアも存在していたかもしれません。(個人的見解)
 
横になると仙腸関節に痛みが走っていたのは、この腰仙関節の変性が原因のように思い、腰仙関節を慎重に離開し、続いて仙腸関節を調整し徐々に改善。運動も徐々に再開していくことができました。
 
仙腸関節についての詳細はこちら

 

腰椎分離すべり症 脊柱管狭窄症


症例:腰椎分離すべり症 脊柱管狭窄症 50代女性
分離すべり症があり、25%ギリギリなので恐らくグレード1でしょうか。
ただし、脊柱管の圧迫は強く歩行距離も調子が悪いとすぐに休まないといけない程度でした。
 
確かに滑り症はあるものの、腰椎の回旋を示唆する初見が触診でも画像上でも見られたため、回旋状態を改善すると歩行距離は伸びていきました。
 
分離滑り症と腰椎の回旋が神経痛を起こす原因はこちらで説明しました

 
 
 

変形性側弯(椎体回旋)


※画像をクリックでこの側弯の動画に飛びます。
70代 女性 変形性腰椎症 脊柱管狭窄症
椎体が大きく向きを変えているため、椎間関節が変形しています。
この場合は、丁寧に見ていかないと、側湾を改善させようとして痛みを誘発する恐れがあります。
改善できるポイントと危険を伴うポイントとを丁寧に分別して治療を進めていきました。
 
他の側弯症については他のページで説明していますので、そちらをご参照ください。

 

症例:仙腸関節障害 坐骨神経痛

ゴルファーで右の腰痛と坐骨神経痛に苦しんでいました。しかし背景に左の仙腸関節障害が潜んでいました。
原因となっていた腰椎の回旋や坐骨神経痛を起こす梨状筋の過緊張の背景に仙腸関節障害がありました。

症例:滑り症による脊柱管狭窄症

歩いていると両太もも裏が痺れ、長く歩けない(間欠性跛行)。座って立ち上がると腰が起きないで屈んだ姿勢にしばらくなってしまう。第5腰椎に対しての第4腰椎が滑り、さらに第4腰椎に対して第3腰椎が滑っていました。

外側大腿皮神経障害

太ももの外側を支配する神経は「坐骨神経」ではなく「大腿神経」の領域となります。
3Dモデリングを用いて、症例検討しましたのでご紹介します。

脊柱管狭窄症 第3腰椎滑り症

MRI初見と触診から得た情報も元に3Dモデリングを用いて治療の計画を立てることもあります。

脊柱の検査と治療

Technique

脊柱の検査と治療

検査は、SLRテスト(坐骨神経痛の評価)など一般的な理学検査や前屈や側屈などの可動域検査をまずは行います。
(※画像所見を持っていただいている方はそちらも参考にさせていただきます。)
理学検査によって予測された病態(痛みの原因)に対して、その病態を起こすに至る原因を次に分析しなければなりません。
 
モーション・パルペーション(動きの触診)と呼ばれる徒手検査によって1つ1つの関節の動きを検査し、病態に至るまでの経緯を予測していきます。
 
それからモビライゼーションと呼ばれる優しく関節を動かす方法で調整していきます。

Our Clinic

当院概要

所在地

東京都港区芝5−27−5山田ビル503

最寄駅

JR田町駅 徒歩2分
都営地下鉄三田駅 A3出口 徒歩1分

料金

初診:13,200円(税込)

再診(2回目以降)9,900円(税込)

再初診(前回から2ヶ月経過した場合):12,100円(税込)
クレジットカード対応可 Visa , Master , JCB , Amex

高校生以下は2000円割引します。

訪問(出張)による施術を希望される方は施術代22,000円+交通費(※施術人数によって施術代はお安くなります)

キャンセルポリシー:予約の変更またはキャンセルに対して、予約前日の場合は50%、当日の場合は100%のキャンセルフィーを頂戴しております。

駐車場

8/1よりビルの駐車場をお借りできることになりました。利用条件はこちらをご参照ください。

駐車場利用許可証をお渡ししますので事前にご連絡ください

休み

日・祝 休み
金 午前休み

受付時間

午前:  9:30〜14:00
午後:14:00〜20:00
受付時間外の予約も可能ですので、通勤帰りなどもご相談ください。

連絡先

電話:03-6435-2437
Email:nishimura.ac.chiro@gmail.com

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当院の外観・内観