胸郭出口症候群

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胸郭出口症候群

Treatment For Thoracic Outlet Syndrome

手や肘の痛みの背景に胸郭出口症候群あり

胸郭出口症候群は 首から出て、鎖骨の下を通って胸を通る血管と神経が、 その位置で筋肉や関節の位置異常によって 圧迫され起こる絞扼神経(血管)障害です。

「腕が張る」「腕が浮腫む」「腱鞘炎」「手関節炎」
の背景にも胸郭出口症候群が存在している可能性がありますので、
手や肘の痛みでお困りの方には全員にこの検査を行います。

当院で行っている細かい診察の仕方についてご紹介します。

腕に向かう神経の経路と胸鎖関節による狭窄症
肋鎖症候群を起こしうる関節の機能障害
(肋椎関節・椎間関節・胸鎖関節)

「姿勢良く胸を張る」が原因!?

「肩甲骨を引いて胸を張りましょう」「内巻きになっている肩は悪い」という言葉をよく聞きます。
確かに、間違いではないのですが、
肩甲骨を引いて胸を張る際に、鎖骨を過度に伸展(水平伸展)させるとその下を通る腕の神経を圧迫させ、胸郭出口症候群を引き起こすことが多いです。

肩甲骨の動きと鎖骨の動きを検査治療し、適切な胸の張り方を作っていきます。

野球やテニス・ゴルフなどのヒッティングスポーツや投球動作や、トレーニング中のベンチプレスなど、スポーツにおける手や肘の痛みにもこの鎖骨の異常が多く見受けられます。
 

頻繁に行う動作がポイント

デスクワークであれば、マウスやキーボードを扱う姿勢に近い状態で、
野球の投球であれば、リリースもしくはTOPの位置で、
テニスやゴルフであればインパクトの位置で、

その人が普段行っている体勢で
鎖骨や肋骨の検査はもちろん手や肘の筋力を評価して
治療の部位と方向を確認していきます。
 

頚椎・肋骨の異常はどこの緊張によるものか

胸郭出口症候群は「斜角筋症候群」という①頚椎の異常、「肋鎖症候群」という②肋骨・鎖骨の異常、そして「過外転(小胸筋)症候群」の3つに大別することができます。
鎖骨や・肩甲骨の烏口突起と呼ばれる部位に付着する小胸筋の問題は、今まで説明した肩関節を構成している肩甲帯の問題ですので、肩の動きで表面化しやすいです。

しかし、斜角筋症候群や肋骨の異常は、脊椎と関連が高いため、股関節や骨盤の影響も強く受けるため全身のバランスを見て行く必要があります。
 
肩の痛みについてはこちら

検査・治療・症例報告

Physical Test & Treatment & Case Teport

【症例1:手のこわばり肘と肩の痛み】

この動画は、触診した結果をもとに作成した動画です。
上部肋骨(1~3肋骨)が胸椎の左屈によって右上がりを呈しています。
それに対して肩甲骨は胸鎖関節からの動きによって下制しているため、肋骨は上に、肩甲骨では下にという逆転の動きが起こっています。
 
そのため、腕に向かう神経は鎖骨と肋骨の間で狭窄を受け、その神経が支配している腕の筋肉は硬直します。
 
この方はマウスで仕事をしたりクライミングを趣味でされるため指や肘の負担があり、それに加えて神経の絞扼があるために症状を発症するに至ったと予想できました。
 
触診が正しくできれば、その通りに調整すると改善します。
今回の場合は特殊で、色付けしている第4胸椎が左屈できないために上部胸椎が左屈していたという代償性の側弯だったため、実際には上方に持ち上がっている肋骨よりも上がらない肋骨の治療で改善しました。
というように遠く離れたの問題が本当の原因だったりもしますのでそこは経過を見ながら注意深く探っていきます。
 

【症例2:肘の痛みと胸郭出口症候群】

胸郭出口症候群とテニス肘・ゴルフ肘の関連

スポーツによる肘の痛み「腱鞘炎・腱炎・関節炎」と言った使いすぎによる痛みも、【疲労回復を遅くさせる要因(神経や血管の圧迫)】によって起こっていることがほとんどです。
スポーツ障害でも、普通の日常生活を送っている方が起こる肘の痛みも、背景に胸郭出口症候群が関係しています。
 
30代 男性 趣味:テニス
 
筋収縮の神経メカニズムについて知りたい方はこちら

【症例3:転倒による背部挫傷と右手のこわばり】

 

 手の強張りの原因に胸郭出口症候群

 

家事や育児による手の痛みは「疲れによるものだから休めば治る」と思いがちですが、仕事量を減らしても一時的に良くなる場合はあれどすぐに再発したり、休んでも治らなかったりするものです。
背中をぶつけるとそこを取り巻く肋骨を辿って胸や腹部の前面も緊張します。例えば、肋間神経痛として症状を感じることもありますが、その時に腕に向かう神経を圧迫を受けると胸郭出口症候群として手の症状をきたします。
 
女性 主訴:肩背中の凝りと右手のこわばり・腫れ・痛み

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他の臨床コラムはこちらからご覧になれます。

Our Clinic

当院概要

所在地

東京都港区芝5−27−5山田ビル503

最寄駅

JR田町駅 徒歩2分
都営地下鉄三田駅 A3出口 徒歩1分

料金

初診:13,200円(税込)

再診(2回目以降)9,900円(税込)

再初診(前回から2ヶ月経過した場合):12,100円(税込)
クレジットカード対応可 Visa , Master , JCB , Amex

高校生以下は2000円割引します。

訪問(出張)による施術を希望される方は施術代22,000円+交通費(※施術人数によって施術代はお安くなります)

キャンセルポリシー:予約の変更またはキャンセルに対して、予約前日の場合は50%、当日の場合は100%のキャンセルフィーを頂戴しております。

駐車場

8/1よりビルの駐車場をお借りできることになりました。利用条件はこちらをご参照ください。

駐車場利用許可証をお渡ししますので事前にご連絡ください

休み

日・祝 休み
金 午前休み

受付時間

午前:  9:30〜14:00
午後:14:00〜20:00
受付時間外の予約も可能ですので、通勤帰りなどもご相談ください。

連絡先

電話:03-6435-2437
Email:nishimura.ac.chiro@gmail.com

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当院の外観・内観


 

動作分析と機能評価
※オンラインでもできます

①動作分析

スイングフォーム分析(背面、側面、前面の3方向)
※来院が難しければ、スイング動作を撮影した動画をメールやLINE等で送っていただいても結構です。オンラインでも対応致します。

②問診

スイングに対しての要望や悩み、また身体に対しての違和感や不調などの把握。これまでの怪我や手術の経歴(既往歴)など、体質と経過を把握していきます。

③機能評価

フォームの問題点が体の問題なのか、ただの癖なのかを把握するために必要な理学検査を行い、身体の機能評価を行います。
※来院が難しい場合は、こちらが指定する動作をオンラインの環境で行っていただき、その動きに対する動作分析から身体の状態を把握します。

④リハビリテーション・運動療法・治療

機能評価の結果とフォームの問題点を照らし合わせて必要なリハビリテーションを指導します。また施術によって、関節のスムーズな動きを作ったり、神経の足痛を測り、動きにキレを出していきます。
※来院が難しい場合は、オンラインにて必要な運動療法を指導します。
 
全てオンラインにてできますが、一度でも検査・触診・治療を行ったことがあると分析が正確になります。一度来院されることをお勧めします。
 
通院中の方は無料で動作分析を行いますが、通院されていない方は初診時と同じ料金にて対応致します。