足底腱膜炎・種子骨障害・外反母趾

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Foot Pain

足底腱膜炎・種子骨障害・外反母趾

扁平足(PCFD)

2020年にアメリカ足の外科学会が扁平足をPCFD(Progressive Collapsing Foot Deformity)に変更し、足・足関節全体が変形に関与しているとし、形態的な変化に対して5つに分類しました。

Class A : 後足部外反

距踵関節が背屈、外反することがこの特徴です。距骨がの外方インピンジメントや膝の内向きknee-inが生じ、足全体のアライメントにも悪影響を及ぼします。

Class B : 中足部・前足部外転

足の前部および中部が外側に広がる外転変形が起こります。これにより、足のアーチがさらに低くなり、扁平足の進行が見られます。この段階では、特に距舟関節(足首の関節)が外転していることが観察されます。

Class C : 前足部内反

前足部の内反は、第1中足趾関節が背屈(足の甲側に反る)することで起こります。この変形により、足の内側縦アーチが崩壊し、荷重時に足の外側へ圧力が集中します。
 
それぞれの部位において、適切な治療を行うことで進行を止め、足の症状を改善させることができます。

中足骨頭痛 Turf Toe

実際に来院されていた方の中足骨頭痛のレントゲン
アーチが崩れているのがわかるかと思います。

中足骨頭痛

中足骨頭痛は単なる症状であり、外反母趾、リウマチ、足底板の損傷など様々な要因が絡んでいます。それぞれの原因に応じた治療が必要ですが、複数の要因が絡むことも多く、正確な原因を特定することが難しいケースがあります。足関節や後足部の問題が中足骨頭痛に関連している場合もあり、複雑な診断が求められます。
 
外反母趾による中足骨頭痛は、母趾が外側に変形し、第1中足骨が内反することで、他の中足骨に負担がかかり痛みが生じる症状です。特に、外反母趾が進行すると内側縦アーチや横アーチが扁平化し、足全体のバランスが崩れ、第2・第3中足骨頭に過度な負荷がかかります。外反母趾によって母趾が短くなり、相対的に伸びた第2・第3中足骨頭がtoe off時に強く地面に接するのも痛みの原因となります。
 

Turf Toe

ターフトゥは、足の親指の第一中足指節関節が過伸展することによって起こる捻挫(周囲の靭帯や腱が損傷)です。
サッカーやラグビー、アメリカンフットボールなど人工芝でのプレーでよく見られることでTurf(人工芝)toeと言われています。
 
扁平足と同様、足の形態的変化を読み取り治療することで痛みが消失します
 

Morton(モートン)病

Morton(モートン)病

Mulderテスト(圧迫テスト)によって陽性となれば、開張足(外反母趾や内反小指)などの足の形態的情報から痛みの原因を探ることで改善できます。

足部の機能

足の構造は、上から見た構造と下(床)から見た構造がかなり違いがあります。
Youtubeで紹介している動画は、足の外返し時の横アーチが足の後ろ側と前側で全く反対の動きをすることを説明しています。
この動画から足の甲側と足裏側で形状が異なるのはなんとなく想像していただけるのではないでしょうか。

平面として捉えるレントゲン画像から実際の状態を想像することがいかに難しいことか、多くの文献でもレントゲンの撮影方法に対して様々な取り組みをしている点からもどの角度で見れば問題がわかるかという足特有の難しさに気付かされます。

近年、3Dモデリングの技術がCTやMRIの進化によって紹介されるようになり、少しずつ足についての構造と機能がわかりつつあります。

当院でも、3D技術を駆使して皆様の足の状態を少しでも理解できるように勉強し続けます。 

検査・治療・症例報告

Physical Test & Treatment & Case Teport

【症例1:種子骨障害 外反母趾 バスケットボール】

足底腱膜炎・外反母趾・種子骨障害どれをとってみても足のアーチ構造が重要であることはほとんどの方が理解しています。
しかしそのアーチ構造はとても繊細にできており、「単純に下がっているから上げる」「上がっているから下げる」といったものでは良くなりません。
機能解剖学を理解し、アーチをどのように変化をだせば、症状が改善するか検査が何よりも大切です。 
10代 男性 バスケットボール

【症例2:足のつりは腰の神経障害】

例えば麻痺であっても、どのような筋肉に対する機能が低下しているのかを読み取り、その機能が上がるためにどこの関節を操作すれば良いのかを知っていれば効果を出すことができます。 
 
50代 男性
主訴:腓返り、脊柱管狭窄症

【症例3:下腿筋力の神経学検査と足関節の不安定の症例】

脛腓関節の不安定と下腿筋収縮力の変化

 
神経学的検査を用いると筋収縮における様々な問題点が把握できます。
筋収縮の初動が膝関節の屈曲角度において変化する症例です。
脛腓関節の不安定性が強く、関節の調整が筋力が改善しました。  
 
 
30代 男性 サッカー

【症例4:ハムストリングスの筋収縮テストとその治療】

 

 ハムストリングスはその筋繊維の構造から筋力テストの方法が重要です。

 

ハムストリングスは骨盤の坐骨に起始部を持っており、骨盤の変位によって筋力が大きく変化します。
筋繊維の構造を細かく理解することで常に張っていたり、つりやすい状態を改善できます。
 
40代 男性
主訴:足のこわばり、ハムストリングスの張り、腰痛 ゴルフ

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