パーキンソン病

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パーキンソン病およびパーキンソニズム

手足の震え・歩行障害・動作の遅れなど

行動(動作)における神経アプローチ

全国展開する機能訓練を行う会社に講義を依頼されて感じたことは、ほとんど脳神経の理解なくマッサージやトレーニングをされている現状であるということです。
筋肉や関節を学ぶ以上に神経について学ぶのは根気が入りますが、それを放棄する施術家たちが、この事業を運営している悲しい現状があります。
施術を受ける側も施す側にも力添えできれば幸いです。

「行為」「行動」「動作」「運動」 人が何かをするときに起こる指令はもちろん「脳」からの刺激でスタートしています。
その指令は手足や体からの情報によって指令を再度調整したり、指令自体そのものを書き換えたりしてしまいます。

つまり、例え脳の疾患であるからと言って、手足の状態を放置しておいて良いというわけではありません。

パーキンソン病と徒手療法
病気の初期症状であれば、手足や脊椎の調整でかなり改善します。
パーキンソン病のガイドラインには、早期における薬の治療は動作障害を軽減させますが、その分薬が効かなくなるタイミングが早く訪れるリスクについて書いています。
初期症状においても、経過がかなり経っていても、手技でかなり良くなるのですが、残念ながらガイドラインにはそのことは全く無視され投薬による治療しか書かれていません。

服薬の副作用に対して
発症・投薬開始から経過している場合は、薬の効果がある時間が減少(ウェアリング・オフ減少)したり、薬の効果が消えた際に症状が逆に強くなる(オン・オフ現象)など一喜一憂することが多くなってきます。
その際にも手技による調整はかなり効果を感じていただけると思います。

様々な技術を駆使して調整を行いますが、大まかな二つのテクニックをご紹介します。

通院の仕方
通院は長く通わなくても、効果がある方は数回の施術で感じていただけるはずです。
数回の治療結果をもとに、継続して治療に通うか最終的な判断いただければと思います。


様々な神経回路のよって筋収縮は成り立っていますが、そのうち自律神経による調整は、脳神経の回路を介さずにそのまま筋肉の神経センサーを興奮・抑制させます。
そのため、自律神経の起点となる脊椎に問題があると、その分節の支配領域の筋肉は硬ったり力なく緩んだりとしてしまいます。
自律神経の調整については上のリンクから詳細が読めます。


筋収縮の神経メカニズムとその障害には様々な種類があり、細かい神経メカニズムを知ることで、筋肉に対する不思議な症状も改善するきっかけを掴むことができます。
ただ力を入れるだけでなく、物の形や硬さを認知しながら握ることや、リズム良く筋収縮を行なったりと筋収縮のメカニズムを一部説明しました。
 

検査・治療・症例報告

Physical Test & Treatment & Case Teport

【症例1:手の震え】

声のかすれとザワザワする(立毛筋)から予測した交感神経性の筋緊張悪化

 
筋収縮には、いろんな神経回路が存在しており、その一つに筋線維の張力を感知して筋収縮を調整する γ1ループや「寒い時に肩が凝る」などの機序に関わる 交感神経性の収縮というのがあります。
今回は、随伴症状から異常を起こしている可能性のある神経をピックアップして検査治療を行ったところ震えを落ち着かせることができました。
手の震えに関しては比較的コントロールしやすい症状の1つです。 
 
 

【症例2:脳神経障害による関節拘縮に対する改善例】

 関節受容器の調整によって筋肉の反射機能を正常化。

 
運動というのは非常にいろんな部分からの情報をフィードバックしてスムーズな運動を成し遂げています。
捻挫をしたり、寝違えたり、そんなことでも瞬く間にスムーズな運動は損ないます。
脳に何かしらの疾患を抱えた場合、通常であれば無視できるような些細な関節のトラブルがその人の運動を大きく抑制をかけてしまうのが脳疾患です。
しかし、無視されてしまうくらいの些細な緊張を捉えることができれば、嘘のようにスムーズな動きを取り戻すことができます。

 

関節受容器の調整

位置覚や運動覚を調整して脳へ正しい情報を送りましょう

優しい関節への刺激で固縮や手の震えを改善


 
関節には、関節の位置や運動情報を伝える神経がたくさん存在しています。
関節の機能異常が長く続くと、関節運動がスムーズに行えなくなり、関節から脳へ正しい情報を送ることが難しくなります。

脳へと情報を伝えるのは関節だけではなく、筋肉や腱からも脳へと情報を送っています。
ここで重要なのが、脳へと上がっていくそれぞれの情報がバラバラになっているところです。
筋肉・腱・関節・神経を調整しながら、互いにそれぞれがどう反応をするのかを確認しながら行うことが大切です。
 

ボディイメージの調整

認知神経学からもアプローチ

身体からの情報を統合して自分の体のイメージを作っています。


 
一つ目の関節受容器とも関わってくる部分ですが、人間は自分の体を客観視する能力を持っています。

子供の成長を見ていると分かりやすいと思います。
大人やお友達が動いている様子を見て、その動きと同じになるように、必死に真似しようとしている姿を見たことがあると思います。
”学び”は”真似び”からと言ったように、視覚情報を自分の体に合わせたり、自分の体を客観的にイメージしたりする能力を持っています。

脳疾患を患っている方や、運動障害・行動障害を持っている方というのは、このボディイメージの障害があるということが近年わかってきました。

このボディイメージの調整は、視覚を用いたり、外部からの触覚や運動刺激によって改善されることもわかってきています。
 

その他の治療コラム紹介

Case Report & Colum

手の震えの治療のためには手にある関節受容器の調整が必要です。
そのためにも、人間に備わる特殊な親指の関節機能の理解が大切です。

めまい感は、体にいくつもの戦略として持っている姿勢維持機能のどこかに問題があっても生じます。その問題点は、パーキンソン病での運動障害と共通する部分が多くあり相互理解が必要です。
手の震えと同様、足の機能解剖もとても重要になってきます。
特に、体を支える機能と移動する駆動力を持つ足の機能の理解が大切です。

スポーツにおける不調として理解されている「イップス」ですが、行為という視点で見ると脳神経障害における機能異常に対する治療ポイントと重なる点があります。
 

wordpressに投稿している症例報告

 

他の症状など臨床コラムはこちら

Our Clinic

当院概要

所在地

東京都港区芝5−27−5山田ビル503

最寄駅

JR田町駅 徒歩2分
都営地下鉄三田駅 A3出口 徒歩1分

料金

初診:13,200円(税込)

再診(2回目以降)9,900円(税込)

再初診(前回から2ヶ月経過した場合):12,100円(税込)
クレジットカード対応可 Visa , Master , JCB , Amex

高校生以下は2000円割引します。

訪問(出張)による施術を希望される方は施術代22,000円+交通費(※施術人数によって施術代はお安くなります)

キャンセルポリシー:予約の変更またはキャンセルに対して、予約前日の場合は50%、当日の場合は100%のキャンセルフィーを頂戴しております。

駐車場

8/1よりビルの駐車場をお借りできることになりました。利用条件はこちらをご参照ください。

駐車場利用許可証をお渡ししますので事前にご連絡ください

休み

日・祝 休み
金 午前休み

受付時間

午前:  9:30〜14:00
午後:14:00〜20:00
受付時間外の予約も可能ですので、通勤帰りなどもご相談ください。

連絡先

電話:03-6435-2437
Email:nishimura.ac.chiro@gmail.com

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当院の外観・内観


 

動作分析と機能評価
※オンラインでもできます

①動作分析

スイングフォーム分析(背面、側面、前面の3方向)
※来院が難しければ、スイング動作を撮影した動画をメールやLINE等で送っていただいても結構です。オンラインでも対応致します。

②問診

スイングに対しての要望や悩み、また身体に対しての違和感や不調などの把握。これまでの怪我や手術の経歴(既往歴)など、体質と経過を把握していきます。

③機能評価

フォームの問題点が体の問題なのか、ただの癖なのかを把握するために必要な理学検査を行い、身体の機能評価を行います。
※来院が難しい場合は、こちらが指定する動作をオンラインの環境で行っていただき、その動きに対する動作分析から身体の状態を把握します。

④リハビリテーション・運動療法・治療

機能評価の結果とフォームの問題点を照らし合わせて必要なリハビリテーションを指導します。また施術によって、関節のスムーズな動きを作ったり、神経の足痛を測り、動きにキレを出していきます。
※来院が難しい場合は、オンラインにて必要な運動療法を指導します。
 
全てオンラインにてできますが、一度でも検査・触診・治療を行ったことがあると分析が正確になります。一度来院されることをお勧めします。
 
通院中の方は無料で動作分析を行いますが、通院されていない方は初診時と同じ料金にて対応致します。