仙腸関節障害・腰痛・股関節痛

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2023.11.28

鍋谷太一選手、遂にツアー初優勝果たしました!本当におめでとうございます!
「 カシオワールドオープンゴルフトーナメント」において見事優勝!今年賞金ランキング8位で終え、JTカップに臨みます。
「日本オープンゴルフ選手権」において10位入賞
「バンテリン東海クラシック」において8位入賞
「フジサンケイクラシック2023」において3位入賞
「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント2023」において3位入賞



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ゴルフ 運動解析の研究論文を読んでパフォーマンスを考察する

2023.11.20

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腰痛・坐骨神経痛・足の痺れ

2023.10.23

プリンセス駅伝にて5区で区間賞を取りました!
おめでとうございます。

陸上に関係する最近のブログをいくつかシェアしておきます

①大腿部後面の痛み 坐骨大腿インピンジメント
②太ももと足の付け根の張り 仙腸関節から読みとく
③学童期の股関節の張りとつまり

2023.10.1

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肘内側障害 肘障害に対する治療をアップデート

2023.10.1

駐車場利用について

テナントとしてお借りしている山田ビル様の駐車場を8/1よりお借りできることになりました。
契約している場所と利用条件についてこちらのページをご参照ください。

2023.10.1

価格の変更について

今の手技の勉強を始めて20年が経ちました。世の中の情勢もありますが、技術と身体への理解の進歩に合わせてこの度に価格の変更をさせていただきます。ご理解よろしくお願い致します。

初診:13,200円
再診:9,900円
再初診(前回から2ヶ月経過した場合):12,100円
(高校生以下は全て2000円割引)

2023.9.4

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腰痛治療の深化

2023.8.12

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学童期の股関節の詰まりと痛み ランニング

2023.8.05

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症例:ティーチェ病 肋軟骨炎と椎骨の可動性

2023.6.29

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症例:手首の捻挫 親指が開かない 舟状骨の障害

2023.6.1

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症例: めまい 頭部と頚椎の協調運動障害による外眼筋障害

2023.5.9

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頚椎性神経根症と肩の可動域制限

 

腰痛治療の哲学

「腰部脊柱管狭窄症」や「腰椎神経根症」「椎間板ヘルニア」など、神経の通り道が※圧迫されておこる神経障害において、背骨の歪みのように椎骨の傾きや回旋異常はとても重要な痛みの要因です。

しかし、歪んでいなくても「筋緊張など軟部組織による内部の力学」が存在しています。

※神経の圧迫による神経障害説は未だ解明されていませんが、今の神経痛の基本概念ですので、エビデンスが新たに証明されましたら変更するかもしれません。

歪みと神経痛・関節痛について説明していきますが、大切なのは身体の内部にどんな身体の力学的ストレスが内在しているかです。
これは触ってみて、動かしてみて、初めて表面に現れてきます。
※もし、お手元に画像診断のデータがありましたら、とても有用な情報となりますのでよろしければ参照させていただけますと幸いです。

患者様ご自身の不調を感じる能力を頼りにし、見た目(歪みや変形)に振り回されれず、しっかり一人一人触診して治療に努めさせていただきます。

 

仙腸関節治療の光と闇

「仙腸関節」というキーワードで当院を訪れる方は多く、紹介される方も興味を持っておられる方もとても多い状況はありがたいことです。
しかし、「仙腸関節への治療」がとても特殊なもののように思われているのに少し違和感を私は感じています。そもそもが身体は繋がっており、仙腸関節といえども他の関節と連携をとっており、そこを治療すれば全てがうまくいくというものではないことは誰でも想像ができると思います。

動画で説明しているように、仙腸関節は股関節を形成する「寛骨」と脊柱を構成する「仙骨」との関節ですので、「仙腸関節の異常」=「脊柱と股関節の連携異常」ということになります。

ここからすぐに想像できると思いますが、仙腸関節そのものを良いポジションにしていようとも、脊柱と股関節に異常があれば、すぐに仙腸関節は異常をきたします。

最近、〇〇テクニック、〇〇治療、など奇抜なネーミングが流行る世の中で、この仙腸関節もその一つとなっておりますが、なぜ仙腸関節に異常を来すのか、仙腸関節が症状と関連しているのか、まず一旦冷静に考えていただけたらと思います。

仙腸関節による施術が効果が出やすい症状とその理論や仙腸関節が異常をきたす理由など少し説明できたらと思います。

床反力が反対側への負荷となる一例

付随症状の聴取の重要性

腰痛を患う方に対して、その人それぞれに合わせた治療を提供するためには、腰痛自体の症状を詳しく把握すること以外に「付随症状」を聴取することが重要となります。
 
「腰痛と関係ない」と思っていたものでも、ストレスは遠く波及しますので、痛み以外にも普段感じる不調や過去に感じていた不調があれば仰ってください。
 
神経は主に足に向かいますが、内臓や血管も支配していますので、機能を低下させることがあります。
また腰部は後腹膜臓器と呼ばれる身体の後方に位置する臓器と接触しているため、位置異常や機能障害を起こすことがあります。
 
当院では、どの部分にどんな状態が起こっているかを予測するために付随症状を重要視しています。

Sacroiliac Joint

仙腸関節

仙腸関節の機能検査

仙腸関節は、手足の関節と違って、「手を上げよう」「足を上げよう」というように「仙腸関節を動かそう」としても、能動的に動かすことのできない関節です。

基本動かない関節ですが、正常では3度程度の動きを持っており、股関節や腰部の動きと連動して動くため、検査する場合も股関節の動きに対するリアクションを見ていきます。

能動的に動かす関節ではないからこそ、機能異常が出た場合に、運動療法やトレーニングで改善できないため、仙腸関節の治療がとても効果が高いのではないでしょうか。

近年、骨盤の矯正が流行っているため、正常では3度程度の関節が捻挫した関節のように大きく動きすぎ、「不安定」を起こしている傾向が多いように感じます。
 

産前産後の仙腸関節について

「産後の骨盤矯正」は出産後に行うのが一般化されてきているようですが、実際にエビデンスがあるものとそうでないものがあります。

産後に続く骨盤帯痛は多くの場合、3ヶ月以内に自然消失すると言われています。しかし、7%の方が出産3ヶ月以降も続く慢性的な骨盤帯痛で苦しんでいるというデータが海外のものですが存在しています。

この3ヶ月という期間が骨盤矯正をするべきかどうかの1つの判断基準となるのではないでしょうか。

エビデンスが出ているものについてまとめました。
 
詳しくはこちら

仙腸関節も・脊柱の関節も動きの範囲は3度程度のごく僅かな動きのため、
機能検査・触診においても数度の範囲の動きを検査していきます。
 
関節の動きが小さいため、治療でも強い力は必要ありません。
どなたでも安心して受けていただくことができるかと思います。

仙腸関節と股関節の関連

Sacroiliac Joint & Hip Joint

【仙腸関節の向き】と【寛骨臼の向き】

股関節を形成し、大腿骨頭をはめ込む受け皿である「寛骨臼」は前外方をむいています。
一方、仙腸関節は前内方を向く形で関節を形成しています。

仙腸関節の機能障害によって、寛骨臼の方向が変わり、結果、股関節に炎症を起こすことがよくあります。

股関節痛でお困りの方には、仙腸関節の機能をチェックします。
 

臼蓋形成不全と仙腸関節

臼蓋形成不全と仙腸関節

【臼蓋形成不全】とは

股関節を形成し、大腿骨頭をはめ込む受け皿である「寛骨臼」の天井部分を「臼蓋」と言います。
上半身の重みは、この臼蓋を通して足へと伝わっていきます。

先天的に、または変形など加齢やこの仙腸関節の問題によって寛骨の臼蓋が浅く、大腿骨を覆っている場合に、股関節や膝に炎症や痛みを起こします。

主に先天的な場合を「臼蓋形成不全」と言います。
レントゲンでは、図で示したCE角とSHARP角で臼蓋の形成不全があるかどうかを判断します。

当院では、臼蓋形成不全の方も、仙腸関節の機能障害により、臼蓋に問題を抱えた方も、骨盤や腰椎、股関節の協働運動をチェックし、治療にあたります。
 

仙腸関節とハムストリングス の緊張について

仙腸関節とハムストリングス の緊張について

仙腸関節とハムストリングス

仙腸関節は骨盤の上部にある関節ですが、仙腸関節の状態によって、坐骨結節(座ると座面にあたる骨)の位置は変化します。

ハムストリングスを構成する3つの筋肉は、坐骨結節に付着しており、膝の状態と坐骨の状態によって、3つの筋肉の張力が変化します。

状況によって、「力が入らない」「もも裏がはる」「足がつる」などハムストリングスの障害につながっていきます。
 
詳しくはランニングのコラムでも説明しています

仙腸関節と坐骨神経痛

Sacroiliac Joint & Sciatica

仙腸関節と坐骨神経の関連

仙腸関節と坐骨神経の関連

仙腸関節と坐骨神経痛

坐骨神経は、骨盤を形成する仙骨の前外側から体表に出て、坐骨結節のすぐ外側を走っています。
そのため、仙腸関節に異常を起こすと、坐骨神経を刺激してしまいます。

主に、坐骨結節の外方変位と仙骨の下方変位による問題が多いですが、仙腸関節の機能障害自体が坐骨神経痛に似た症状を出すことがあるため、当院では、坐骨神経痛の方は、ほぼ全員に対して、仙腸関節の機能をチェックしていきます。
 

坐骨神経の障害ポイント

坐骨神経の障害ポイント

坐骨神経が障害されるポイントは多数

坐骨神経は、とても長く走行しているため、一概に「仙腸関節の問題である」と決めつけるのはとても危険です。

私が今まで経験してきても、仙腸関節だけの治療で良くなるケースはまずなく、膝や足関節の治療も同時に行わなければ、効果が継続しなかったり、良くならないと言ったケースがたくさんあります。

来院いただいた全ての方に効果を出すためにも全身の機能検査を行いますので、その間、お体をお貸しいただけます様よろしくお願いいたします。
 

腰仙関節と椎間関節の形状と機能

Lumbosacral joint

仙腸関節と坐骨神経の関連

仙腸関節と坐骨神経の関連

腰椎椎間関節と坐骨神経痛

腰椎の椎間関節(下の図の緑)によって、「屈む」「反らす」という行為を大きく行うことができています。
細かい構造の話はここでは省きますが、この椎間関節が可動する際に、どこが力学的なテコとなっているかが腰痛改善には重要となります。

坐骨神経痛や腰部神経根障害(椎間関節前方の隙間から出る神経)、椎間関節性腰痛などは、この力学的テコが崩れたために起こっています。
施術によって椎間関節を広げて圧迫を取り除くことはもちろん、最終的には、この体幹のテコを改善させる様に、動作に対する身体の戦略も読み取るために動きながら治療を行なっていきます。
 

すべり症と椎骨の回旋・側屈異常によって起こる神経根障害モデル

レントゲンでは確認しづらい神経の圧迫

 レントゲン画像は平面画像でしか捉えられないため、実際の状態を予測することは不可能です。
 それを補うためにMRIやCTができたものの、手術をするためでなければ立体的モデルへと変換されることはされていません。
 触診して得た状態をモデリングしてみると、意外と神経の圧迫や関節運動の異常を予測できるようになってきました。
神経根障害モデルは、実際の症例をもとに私が作成したものです。ご参考までに
 

仙腸関節と坐骨神経の関連

仙腸関節と坐骨神経の関連

伸展時の中部腰椎から伸展した場合の上下椎骨の力学的変化

 

伸展時の下部腰椎から伸展した場合の上下椎骨の力学的変化

仙腸関節と坐骨神経の関連

仙腸関節と坐骨神経の関連

腹筋の過収縮している状態での腸腰筋による腰部の障害

椎間板ヘルニアや分離症になりやすい

 

背筋の過収縮している状態での腸腰筋による腰部の障害

椎間関節性腰痛や腰部神経根障害につながりやすい
仙腸関節と坐骨神経の関連

仙腸関節と坐骨神経の関連

腰椎椎間関節・腰仙関節における形状の個体差

仙腸関節の関節構造も個体差はあると思うのですが、その研究を目にすることはありませんでしたが、椎間関節および腰仙関節の形状的個体差はかなり多いということは知られています。

形状を知ることがどんなメリットがあるのかというと、関節の動きは形状に完全支配されているため、形状の個体差を理解しておかなければ、同じ治療を行なっているのに、効く方と効かない方が出てきてしまいます。

頸椎・胸椎(背中)と腰椎では構造が異なることは国家資格を持つものであればだいたい知っているかと思います。 しかし、腰椎の形状の個体差を知っている場合、腰椎であっても胸椎や頸椎と同じ様な力のかけ方が必要な人もいることを理解いただけるかと思います。

脊椎の触診を研究し続けている我々だからこその気づきではありますが、医療関係者の方もご覧になっていただいているためこちらに記載しました。

 

仙腸関節の機能障害の原因と様々な症状

Sacroiliac Joint Disorder

上半身の状態と仙腸関節の障害

上半身の状態と仙腸関節の障害

脊椎や各関節の機能障害と仙腸関節の障害

仙腸関節は強固な関節のため、簡単には問題を起こしませんが、水の滴が少しずつ石を削るかの様に、長時間にわたり負荷が続くと次第に歪み始めます。

股関節の筋肉によって障害を受ける場合もあれば、上半身からの重みを受けて機能障害に至る場合もあります。

立っている時間が長い場合は、足首の問題も関わるケースがあります。
 

仙腸関節の障害と様々な症状

仙腸関節の障害と様々な症状

仙腸関節の障害と様々な症状

仙腸関節の不調は今まで説明した様に、股関節や坐骨神経痛の様な症状を出しますが、それ以外にも歩行障害や恥骨の痛み・アキレス腱炎や外反母趾・さらにはめまいなど、様々な問題を引き起こします。

大きな理由としては、仙腸関節は、他の関節と違って、腕や足を動かす様に意識して自分で動かせないという点です。

意識して動かせないために、いつの間にか他の関節に対して運動障害を引き起こしているため、ストレッチや運動では治せません。

ここが、股関節や腰と少々違う問題点の1つではないでしょうか。
少しでも不調を改善できます様、当院では、様々な症状で困っている方にも、仙腸関節に関しては、全ての方にかなり細かく検査していきます。
 

wordpressに投稿している症例報告をご覧になる場合は、
こちらをクリックしてください。

 

他の臨床コラムはこちらからご覧になれます。

 

動作分析と機能評価
※オンラインでもできます

①動作分析

スイングフォーム分析(背面、側面、前面の3方向)
※来院が難しければ、スイング動作を撮影した動画をメールやLINE等で送っていただいても結構です。オンラインでも対応致します。

②問診

スイングに対しての要望や悩み、また身体に対しての違和感や不調などの把握。これまでの怪我や手術の経歴(既往歴)など、体質と経過を把握していきます。

③機能評価

フォームの問題点が体の問題なのか、ただの癖なのかを把握するために必要な理学検査を行い、身体の機能評価を行います。
※来院が難しい場合は、こちらが指定する動作をオンラインの環境で行っていただき、その動きに対する動作分析から身体の状態を把握します。

④リハビリテーション・運動療法・治療

機能評価の結果とフォームの問題点を照らし合わせて必要なリハビリテーションを指導します。また施術によって、関節のスムーズな動きを作ったり、神経の足痛を測り、動きにキレを出していきます。
※来院が難しい場合は、オンラインにて必要な運動療法を指導します。
 
全てオンラインにてできますが、一度でも検査・触診・治療を行ったことがあると分析が正確になります。一度来院されることをお勧めします。
 
通院中の方は無料で動作分析を行いますが、通院されていない方は初診時と同じ料金にて対応致します。

Our Clinic

当院概要

所在地

東京都港区芝5−27−5山田ビル503

最寄駅

JR田町駅 徒歩2分
都営地下鉄三田駅 A3出口 徒歩1分

料金

初診:13,200円(税込)

2回目以降8,800円(税込)※10/1より9,900円(税込)

再初診(前回から2ヶ月経過した場合):12,100円(税込)
クレジットカード対応可 Visa , Master , JCB , Amex

高校生以下は2000円割引します。

訪問(出張)による施術を希望される方は施術代22,000円+交通費(※施術人数によって施術代はお安くなります)

駐車場

8/1よりビルの駐車場をお借りできることになりました。利用条件はこちらをご参照ください。

駐車場利用許可証をお渡ししますので事前にご連絡ください

休み

日・祝 休み
金 午前休み

受付時間

午前:  9:30〜14:00
午後:14:00〜20:00
受付時間外の予約も可能ですので、通勤帰りなどもご相談ください。

連絡先

電話:03-6435-2437
Email:nishimura.ac.chiro@gmail.com

Web予約はこちら

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当院の外観・内観